
昭和30年、大阪市の扶桑印刷三代目に生まれ、当時は、世間も、わが社も環境には何の配慮もなく、ただただ生産をあげればよいという時代。あちこちで公害問題が叫ばれだしましたが、平気で廃液などを垂れ流していました。わが社でも機械洗浄用の油をそのまま下水へ、廃インクもそのまま捨て、作業所内環境もひどく、クーラーもなく、紙を扱うので扇風機も使えず、夏場、40℃を越すような状態。そんな劣悪な環境で、みんな頑張りました。生産第一の高度成長時代で、物を作れば売れる時代が続き、環境は後回しになっていました。
わが社もそれなりに順調な会社経営で、少しづつ作業環境は改善されましたが、周辺への環境配慮はなく、経済成長も幾たびかの波を越え、バブル崩壊で終焉。負の連鎖状態のデフレスパイラル、経済環境は悪化の一途。
大阪は特にひどく、経済的な地盤沈下が進み活力はどんどんなくなり、わが社の経営も悪化しました。元気のない大阪・わが社をどうにかできないかと考えている時、元気に光っている中小企業があることに気づき、その会社紹介で中小企業経営者を元気にできないか、企業の成功事例を参考に新たな工夫・努力で活性化につなげられないかと思い、生まれたのが『挑戦する中小企業in OSAKA』 -つぶしてたまるか- でした。発刊後、各方面で評判を呼び、産経新聞・毎日放送ラジオでも取り上げられ、小さな力ですが、第二刊を出します。
その取材中、作業環境、周辺地域の環境配慮、原材料や資材・部品まで、環境に対する意識の高さが会社経営の成功につながるのだと感じたのです。
弊社も一歩踏み込んだ環境優先を目指して、多く扱っている封筒製品の素材・原料を環境にやさしいものだけを使った『環境にやさしい封筒』を作っています。原材料の封筒にFSC森林認証紙製品、印刷インクはSOYインク(大豆油インク)を使用しています。
企業のイメージアップに最適で、FSCマークが印刷済みの㈱山桜製。同社は、売り上げの1%をWWFに基金しています。
FSC(Forest Stewardship Council、森林管理協議会)森林認証制度とは、国際的な第三者機関のひとつ、環境保全からも適切で、社会的利益にかない、経済的にも継続可能な森林管理の推進を目的としています。
森林の管理や伐採が、環境や地域社会に配慮されているか評価して、認証し、そこの木材や木材製品(紙製品を含む)に、独自のロゴマークを付け、市場に流通させる制度。これは環境配慮型の商品で消費者が購入時、ロゴマーク付を選ぶことで、適切な森林管理の林業者を支援、世界の森林保全に貢献できます。
SOYインクは大豆油を使用したインク。インクの乾燥時発生する揮発性有機化合物が大幅に軽減でき、大気汚染や作業環境の保全にとてもやさしいとされています。石油系インクと比較して印字の除去がしやすく、紙繊維の損傷が少なく再生紙の品質が殆ど落ちないので、大きなメリットとなります。
【問合せ】大阪市北区本庄東2-13-21?06‐6371‐7168 |

不況に挑戦!つぶしてたまるか!
「売れる仕組みづくり」の情報戦略部会 部会長
有限会社扶桑印刷社社長
関谷一雄 氏 |